・タイトル
MとHはこれまでと同じです。S枠に選んだサルベーションは『救済』を意味する言葉になります。ミラがヒイラギを救った事、アカンサスは手段がアレだしほぼ私怨だけど魔界滅ぼしてミラを救おうとした事、テオドールが我が身を削ってでも悪魔と戦う道を選び人々を救おうとしている事…など、今作のメインキャラクターは救済をテーマにしています。
・キャッチコピー
その手はきっと、誰かを救う
読んで字の如くですが、そうだったらいいなという想いを込めています。
破竹や梅乃の様な物作りもそうですし、ミラがヒイラギを助けた時の事もそうですし…手ってほんと凄いですよね。
人を傷付けて殺す事も出来るけど、逆に助ける事も出来る。私も、後者の様な手の使い方が出来る人になれたら良いな…と思います。世の中怖いので誰彼構わずとはいきませんが、私を大切にしてくれる人の力にはなりたいです。生き方は自分で選ぶものですからね。
・アルケミラ
アルケミラ・モリスという花からそのまま取りました。名前感があり過ぎて。花言葉は『輝き』『初恋』『献身的な愛』です。昔は薬用植物として人々の健康を支えていたそうです。それから英名のレディースマントルは聖母マリアのマントの意味なのだとか。悪魔クビになっためっちゃ良い子という設定を思い付いた後に、名前どうしようかなぁとぺらぺら花の図鑑を捲っていたら見つけて、ビビっときたので決定しました。
本当に良い子。優しくて明るくて純粋でキラキラしてる。だからこそアカンサスへの塩対応っぷりが個人的に好きです。まともな感覚の持ち主だという事が分かって、余計に好きになりました。ミラ〜幸せになるんだぞ〜。
ニンニクとか豚肉とか本来悪魔が嫌がるとされているものを笑顔で平らげるあたり、うーん逆堕天使(昇悪魔?)だなって感じですね。
・ヒイラギ
花言葉は『用心深さ』『先見の明』『保護』。番犬としてぴったりなお名前。加えて魔除けや厄除けの効果がある植物なので、低級とはいえどもれっきとした悪魔のヒイラギにとってあまりに皮肉過ぎてゴーサインを出しました。ちなみにクリスマスに飾られるセイヨウヒイラギは、家庭の幸せを願って用いられるそうです。
ケモ耳キャラが大好きなんですが、そういえばまだMHSでは考えてなかったな…と思い、メイド服やら何やらもりもり属性詰め込んでこうなりました。でも、デザイン的な好みで付けた眼帯とか犬耳とか男の子なのにメイド服!の理由付けの為に考えた経歴が滅茶苦茶重たくなってしまったので…罪悪感が…。ミラが主人で本当に良かった。ありがとうミラ。万歳。
・アカンサス
名前はアカンサス・モリスという植物から取りました。花言葉は『芸術』『技巧』『美術』『不死』『信じがたい生命力』。
上記二人の設定が固まってすぐにどっかから生えてきたキャラクターです。のほほんとした平和な世界が無事台無しになりました。なんだこのシスコン。でもミラが妹だったらシスコンになるのは分かる。それにしても拗らせ過ぎだけども。
当たり前の様に魔界滅ぼしてんのヤバ過ぎるんですよね。しれっと親もキルしてるし。こんなギャグっぽい軽いノリでさらっと殺っちゃってるキャラクターはMHSでは初です。まあ悪魔だからなで納得して終わっちゃうのがバグ。
これまで人生ハードモードな子ばっかりだったので、一人くらい人生イージーモードやってる奴いてもええやろという気持ちで考えましたが、テオドールの存在によりそれが瓦解しました。ざm…ああ可哀想に。人間虐めたくても監視の目(瞼閉じてるけど)があるからやりたい事自由に存分に出来ないし、やらかしたら即キルされるというこの状況。常に命の危機に瀕してる様なものだから、好き放題生きて来たであろうエリート悪魔の彼にとっては苦しいでしょうね。ざま…ああ本当に可哀想。
メタ的な話をすると、こういう引っ掻き回してくる系がいると話作る上では助かったりするんですよね。
・テオドール
悪魔といえばエクソシストが必要だろうと思い考えました。そうじゃないと人間界が悪魔の独壇場になってしまいますから…抑止力は大事…。
テオドールの意味は『神の贈り物』、フィアは『4』、ベルクは『山』です。ドイツ語から取りました。メーア教に関しては創作した宗教です。メーアは『海』という意味です。実在する宗教で当初考えていましたが、学ばなければいけない知識が多い事や、何か間違えてしまった時のリスクを考慮して架空の宗教にしました。これぞ創作の醍醐味ですね…。母なる海を信仰している平和的な博愛宗教、気に入っています。
エクソシストかつ儚そうな見た目なのに滅茶苦茶タフで喋り方がござるは流石にキャラ濃過ぎて、我ながら良い仕事したなという気持ちでいます。ナイス。
・その他
既存の作品を手直ししたり立ち絵を描き直したり短編を作ったりラジバンダリしてる内に、メズヘズだけ三部作じゃないな…なんか作りたいな…!と思ったのを機に考えたのがこの作品です。
メズヘズは本物の女神様じゃない!本物の女神様じゃない!が続いていたので、ここらで本物の女神様出そうかなぁ…Episode.0の女神様の生まれ変わりとか…と思ったりもしたのですが、消えた存在は消えた存在だしなーと思ってやめました。そもそもイオニアとエオリアが生まれ変わりみたいなものですし…。
そんな訳でうーんどうしようかなーと沢山考えて色んな案を出していく内に、メズヘズといえば妙に生々しくてリアリティあって現代社会の闇もとい病みが主なテーマって感じで重いよなぁ…という思考がぴょこっと顔を出しまして。そしてそれにプラスでなんか一捻り欲しいなとも思い。結果、ファンタジー要素ぶっ込んだキャラクターにリアルな生活をして貰う…という感じになりました。
不穏さはちらほらとありつつも、人間の嫌な部分(例えば兄者のファンが暴走してミラに危害を加える…みたいな事)は今作にはありません。ひたすら平和です。重たいのは過去設定だけです。
世界観同じなので、既存のキャラクターもわさわさ出てきます。お祭り気分でテンション上がってました。本当に楽しかった!
今回はベースが日常ものなので、これと言ったゴールが設定出来ませんでした。が、今後他の作品同様に短編という形で何かしら書いていけたらいいな!という気持ちです。本編はあくまで、キャラクター達の人生の転機を切り抜いたものだと思っているので…。もっと言えば、後日談書く為の過去編みたいな。土台?みたいな。人生は…続く…。
悪魔は善悪の基準とか価値観が私の思う善悪と逆のイメージで考えたのですが、悪魔が作中でどんだけ酷い事してても(ミラ追放した両親の言葉とかヒイラギ含む低級悪魔のくだりとか)まあ悪魔だからな…できっと終わってしまうと思うんです。違う生き物たる所以というか。悪魔からしたらミラの方がおかしいけど、私からしたらミラは凄くまともだし好感が持てるんです。でも正直、悪魔がやってた事って現実において一部の人間がやってる事と同じなんですよね。何ならもっとやばい事もやる奴はやりますよね。悲しい事に。そこがなんか皮肉というか何というか…やっぱりこの作品はメズヘズシリーズなんだなって気がしました。だけど、ミラの周りには良い人が沢山います。そしてそれはきっと、ミラが良い子だからなんだと思います。ミラが悪魔としての本能すら消し飛ばす程の善性を持った良い子だからこそ、周りも癒されて優しくしようとするんだと思うんです。類は友を呼ぶみたいな。良い人を利用しようとする悪い奴もいるし、好かれる事で相手によっては自分の身が危険になったりもするので、現実では嫌われない様に周りに優しくしていれば100%平和で幸せな生き方が出来ると断言する事は出来ませんが…そこは、二次元故に見られる夢という事で。
いやはや、生きるのって大変だ。今日一日を生き延びてちゃんと明日が来るという事が、如何に凄い事なのかをひしひしと感じる今日この頃です。
余談ですが、前作から今作までのオリジナルにおける空白の二年間で、小さい頃の夢だったお花屋さんに就職したり、海月という別名義を使って二次創作活動をしていました(一人で光る星に対して、公式という太陽に照らされる事で活動が出来る月…というイメージで付けました)。
アウトプットが続いた影響か、今の所作りたいものないからなぁ…という事でオリジナルにはノータッチだったのですが、しれっとぬるっと帰って来ました。オタ活してみた事で感じたキラキラした感情を作品に起こすという感覚で、とても楽しく書く事が出来て満足しています。
二年間二次創作で絵も文も沢山作ったので、楽しい修行でパワーアップした感覚でいます。一人篭ってオリジナル黙々とやってるだけじゃ絶対に得られなかったであろう経験値は、本当に大きな財産です。オリジナルは自分がやった事が全部正解になっちゃうので、お手本がある上でどう足掻いても妄想の域を出ない二次創作で試行錯誤するのは新鮮でした。誰かの作品をここまで長期間応援した事は無かったので、良い思い出になりました。イベント目的に何回も都会行ったりね!
そんなこんなで帰って来て、二次創作から一次創作に出戻りした…いや、出戻り出来たが正しい…何せ、ちゃんと戻って来れた!!という感動がありました。一度心が離れてしまったらもう二度と帰らないという経験をこれまでに何度もしてきているので、本当に嬉しかったです。私はMHSが、この子達が本気で大切で好きなんだなと。離れてみて分かる事ってありますね。
それにしても久々の一次創作、自由度が高過ぎてヒャッハーしてしまいました。何やっても誰にも怒られないし、人の顔色伺う必要もない…これは本当にやった者にしか分からないオリジナルの良さだと思います。自分の好きに忠実になればなる程に、自分にしか作れない世界に一つだけの宝物が出来上がる…と思うと、ワクワクするんですよね。ほんとに。私が好きなものはこういうのです!を形にする事は本当に楽しい。
何か物を作る事の動機は人それぞれだと思います。生活の為、自己表現の為、その他諸々…色んな事情があると思います。私の場合は、楽しく生きる為です。
私にとって、この子達がまさにメメントなんですよね。だから私が楽しく精一杯生きた証として、ひっそりと残っていて欲しい。MHS以前にやっていた創作はもう世の中に公開こそしていませんが、今でも見返しては懐かしいなぁとにこにこしています。
血肉よりも濃いものを分け合った、かけがえのない大切な子ども達。全員が大切で、推しです。
創作してるとなんだか自分がイキイキしてる気がします。どうしようもなく幸せで、生きてるって実感出来る行為なんです。きっと一生何か作り続けるんだろうな。
創作活動はやめられませんね!